浦安市長、成人式での「出産適齢期」 発言内容とは?
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生活
2016年1月11日の成人の日。
千葉県浦安市の成人式は毎年恒例となっている東京ディズニーランドで行われました。
その式典での浦安市の松崎秀樹市長の発言が物議を醸しています。
「日本産科婦人科学会のデータ」だとして、「出産適齢期は18歳から26歳を指すそうだ」と述べたうえで、「人口減少のままで今の日本の社会、地域社会は成り立たない。若い皆さん方に大いに期待したい」と述べました。
これについて松崎市長は式のあとの記者会見で、「産まなければ人口は増えないし、率直な思いだ。超高齢化社会でどれだけ若い人たちが大変な時代を迎えるか、新成人が次の時代を考えていかないといけないということを率直に伝えた」と説明しました。
これについては、当然様々な意見があるわけですが、私が気になったのは「日本産科婦人科学会のデータ」です。
日本産科婦人科学会は確かに存在していますし、ホームページもあります。
しかし、具体的に「出産適齢期は18歳から26歳」としている文面がみつかりませんでした。
そう発言するからには、どこからか入手した情報だとは思うのですが・・・。
日本産科婦人科学会に限らず、「妊娠適齢期」「出産適齢期」については色々な見解があります。
その中でもやはり20代が妊娠・出産に適した年齢であるということは間違いないようです。
肉体的には10代から妊娠は可能ですが、18歳からというのは言いすぎかなぁという気もしなくもないという感想です。
この「出産適齢期」については、いくら身体的に適齢期であっても社会環境が整っていないことに対する指摘が多く、人口を増やしたい気持ちばかりが先走ってしまい結果的に軽率とも取られかねない発言だと言えます。
35歳を過ぎると妊娠率が低下するというのは割りと広く知られるようになりました。
しかし、30代での妊娠・出産が増加しているというのも事実です。
適齢期が仮に26歳まで、とするとそれ以上の年齢で妊娠・出産することを尻込みしてしまう人もいるのではないかと懸念されます。
適齢期はあくまでも適齢期で、それ以外の年齢はふさわしくないという意味ではないことはわかりますが、やはり誤解を生むのではないかなと感じます。
妊娠・出産をするのは女性であり、女性の方が妊娠・出産についての知識を取り入れやすいですが、あまり知識を持たない男性側に誤解が生じる可能性もありますよね。
長い学生生活を終えやっと社会に出て、仕事を覚えて、その中で恋愛をし結婚し、社会生活と結婚生活を両立させながら子どもを生み、育てる。
さらに現代社会では、子どもを生んだらすぐまた社会復帰を望まれている。
それを20代のうちに全部しなくてはならないのか、と考えるだけで不安になってしまいますよね。
安心して生み・育てられる社会を整えてくれれば、周りがとやかく言わなくても自然とそういう方向に行くのになぁと考えさせられる出来事でした。
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